サボテンマニア

サボテン等、植物のことを中心に書いていくブログ。好きなサボテンの種類はウチワサボテン。

ダン・トーレ『サボテンの文化誌』(原書房、2021年)

サボテンの文化誌 (花と木の図書館) 作者:ダン・トーレ 原書房 Amazon 著者は相当なサボテン好きと思われる。 植物としてのサボテンの形態、人間がサボテンをどう利用してきたか、キャラクターとしてのサボテン、食用としてのサボテン等、取り上げられている…

【サボテン】冬のおきなうちわ

22年1月初旬に園芸店で「おきなうちわ」を購入。 学名:Austrocylindropuntia vestita 原産地:アルゼンチン・ボリビア 学名の由来はAustro-が"南"の意味。cylindr-が"シリンダー"。Opuntiaが"ウチワサボテン" 北米には"Cylindropuntia属"が生息していますが…

【サボテン】ダイソー産 金鯱の成長点

我が家の金鯱(きんしゃち)。ダイソーで21年9月に購入。 連日、氷点下のマイナスですが、成長点から出たばかりの刺がうっすら赤色に色づいています。 金鯱(Echinocactus grusonii) 金鯱は日本ではサボテンの王様として、大きなものが植物園でも見られますが…

村主康瑞『アンデスのサボテン Native Place in Andes』(家の光協会、2001年)

著者が南米のサボテン自生地を訪れて、現地でしか見ることができないサボテンの生育の様子を撮影した写真集。 著作権の関係で写真は載せられないですが、野生のギムノカリキウム属は結構、周囲に他の雑草が生えている環境で生育しているんですね。直射日光に…

【サボテン】海王丸(ギムノカリキウム属)は水が好き

サボテンブログと銘打っておきながら4記事目にして、直接的には初めてのサボテン関連記事です。 我が家のサボテンの中でお気に入りの一つ。海王丸(かいおうまる)です。 海王丸(Gymnocalycium denudatum‘KAIOMARU’ ) 21年9月末にホームセンターで購入。購…

L・H・ベイリー著、編集部訳『植物学名入門 - 植物の名前のつけかた』(八坂書房、2017年)

植物学名入門−植物の名前のつけかた−〈新装版〉 作者:L. H. ベイリー 八坂書房 Amazon サボテンの名前を調べており学名の付け方に興味がわいたので手に取った。「あとがき」によれば本書の原著が記されたのは1933年。ベイリーは日本でも戦前の農学・園芸学関…

CAM型光合成とは

そもそも光合成とは、空気中から二酸化炭素、根などから水を取り込み、光エネルギーを活用して、有機物を作り出すこと。植物は生成した有機物を利用して成長していく。 多くの植物は昼間に気孔を開いて、二酸化炭素を取り込み光合成をする。ただし、この場合…

ガイ・バーター著、北綾子訳『英国王立園芸協会とたのしむ 植物のふしぎ』(河出書房新社、2018年)

翻訳本なのでどうしても特有の読みにくさがあるかと思いきや、全ページにカラーの絵がついており非常にとっつきやすい。例えば「ハーブはどうしていいかおりがするの?」というようなひとつの問いをテーマとし、見開きで解説する構成になっている。 サボテン…