村主康瑞『アンデスのサボテン Native Place in Andes』(家の光協会、2001年)
著者が南米のサボテン自生地を訪れて、現地でしか見ることができないサボテンの生育の様子を撮影した写真集。
著作権の関係で写真は載せられないですが、野生のギムノカリキウム属は結構、周囲に他の雑草が生えている環境で生育しているんですね。直射日光に当てると日焼けするというのもこういった自生地での環境によるのでしょうか。
巻末には「南米産のサボテンの作り方」というページもあります。著者は小学生の頃からサボテンに親しみ、01年当時で40年近い経験から書かれた育成のポイントが記載されています。
海王丸などの「デネダーツム系」(記載そのまま)のポイント以下。
① 水分を十分に与えることです。
② 日光はやわらかい光が、半日あればよい
③ 夏は涼しくしてやることです
④ 植替えを、こまめにしてやることです
夏は特に上記②、③を気にする必要がありそうですね。
その他、ギムノカリキウム強刺系、コピアポア、メロカクタス、ユーベルマニアの育成についても記載があります。